Code Transcribing

Code Reading―オープンソースから学ぶソフトウェア開発技法
電子写経なるものが世の中には存在するようです。写経の効能はここによると、

 このように写経には長い歴史があり、多くの人の信仰生活に心のやすらぎを与える糧となってきました。それは身と心を調えて行う写経の心が、そのまま仏さまの教えの心に通うからにほかならないのです。そしてこの写経の心は、時代を越えて、道を求むる人にとって大きな心の支えとなりました。

 現代に生きる私たちは、写経によって静かに落ち着いた時間を大切にするとともに、祈りや願いを生活の中に活かしていく一つの証としたいものです。

だそうです。


これをソフトウェアエンジニアに置き換えると、コード写経すなわち、Code ReadingならぬCode Transcribingになります。

Code Transcribingは多くのプログラマのhack生活に心のやすらぎを与える糧となってきました。それは身と心を調えて行うCode Transcribingの心が、そのままハッカーの教えの心に通うからにほかならないのです。そしてこのCode Transcribingの心は、時代を越えて、hack道を求むる人にとっての大きな心の支えとなりました。

日々職場で汚いコードと立ち向かう私たちは、Code Transcribingによって静かに落ち着いた時間を大切にするとともに、祈りや願いをhack生活の中に活かしていく一つの証としたいものです。

プログラミング技術を学ぶには、自分でオリジナルのコードをバリバリ書いてみるのが一番だとは思いますが、なかなかいいネタが思いつかないなんてことはよくあります。そんなときは、頭を空にして先人たちのエレガントなコードを追いながらタイプしてみるのもよいのではないでしょうか。


ということで、任意のソースコードからgtypistのレッスンファイルを作成するワンライナーをどうぞ。

perl -ne 'if($.%10==1){print "I:code(".int($./10).")\nS:$_";next}print " :$_";' filename