Rails with Oracle

Oracle無償版のXEのWindows β版が早くも公開されています。これをインストールし、いろいろ遊んでみていたのですが、せっかくなのでRailsと繋げてみることにしました。

(1)Ruby/OCI8をダウンロード

作者のサイトよりもrubyforgeからの方が最新です。

(2)Ruby/OCI8のコンパイル

VC++なんてもっていないので、

コンパイラセットをmicrosoftのページからダウンロードし、インストールします。
Microsoft Platform SDKは巨大なパッケージですが、Core SDKの「Build Environment(x86 32bit)」と「Tools(Intel 64bit)」のみ選択インストールすればよいようです。
DOS窓から

C:\Program Files\Microsoft Platform SDK\SetEnv.Cmd

を実行し環境設定すれば、nmakeが使えるようになります。
ただこのままでは、「msvcrt.libが見つかりません!」と起こられてしまうので、Microsoft Visual Studio .NET 2003\Vc7\libの下から、Microsoft Visual C++ Toolkit 2003\libにコピーします。

これで、コンパイルOKです。

(3)Railsと繋ぐ

config/database.ymlを編集します。

development:
  adapter: oci
  database: 
  host: 
  username: xxx
  password: yyy
  port: 

Adapterをociにし、ユーザ名とパスワードを設定するだけでOKです。他は空で構いません。RadRailsからだと、サーバ起動時に「DBに接続できないようだけど、それでも起動するのかい?」というメッセージがでますが、無視してOK押せばOracleに繋がります。


OracleSQLに慣れ親しんだ職業プログラマは多いので、このRails+Oracle10g XEはエンタープライズ用途でアジャイル開発を実現するための、1つのソリューションになり得るのではないでしょうか?